特発性過眠症の原因と治療法

過眠症状を伴う睡眠障害のひとつである特発性過眠症。
夜に長時間寝ていても日中に酷い眠気に襲われ眠ってしまったり、
目覚めが非常に悪くなってしまったり、
更には神経症状なども出てきてしまうので大変厄介な睡眠障害です。

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この特発性過眠症の原因は実は未だにハッキリと解明していません。
中枢神経系に何らかの問題があるのではないかと考えられているようですが、
これも明確にはわかっていないのです。


原因もわからず、更には他の過眠症状を伴う睡眠障害よりも認知度が低いという事もあるので、特発性過眠症になってしまった患者さんは周りの理解をなかなか得られず苦しい思いをする事もあります。特発性過眠症を専門に診る医師が少ないのも患者を苦しめる要因のひとつとなっているようです。このような苦しみからうつ病になってしまう患者さんもいるようです。


特発性過眠症はほとんどが25歳未満で発症します。男性と女性の割合にはあまり差がありません。患っている人数は明確には不明ですが、ナルコレプシーの10分の1程度と言われています(1万人に3~18人程度)。


治療方法は主に正しい睡眠習慣を身につけるなどの生活指導になります。


薬物療法が行なわれる事もあり、薬物療法ではナルコレプシーなどでも使用される精神刺激薬が使用されます。薬の効果で症状が軽減するという患者さんもいますが、この治療方法もまだ完璧に確立されている訳ではないようです。

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